密結合並列演算加速機構実験システム 一式

入札情報

  • 品目分類:14
  • 種別:意見招請
  • 調達方法 購入等
  • 導入目的 本システムは、大学等における学術研究に対して、大規模かつ超高速の計算処理機能を提供するため、筑波大学計算科学研究センターにおける計算機システムの一部として導入するものである。
  • 導入予定時期 平成25年度10月以降
  • 調達に必要とされる基本的な要求要件 密結合並列演算加速機構実験システムは大規模並列計算サーバ、演算加速装置密結合通信機構(以下、単に「TCA」と呼ぶ)向け拡張部、外部接続ネットワーク、及びこれらを有機的に連携し、安定かつ効率的に運用するために必要なその他の設備(ハードウェア及びソフトウェア)により構成されるものとする。なお、TCAは、以下に述べる高性能相互結合網とは別に、演算加速機構間を結合するための通信機構であり、本学においてボードを開発中である。各ノードには1枚ずつTCAボードが接続され、TCAボード間を相互にケーブルで接続することにより実験システムが構成される。A 大規模並列計算サーバは以下に示す基本的な要件を満たすこと。a 大規模並列計算サーバは複数の計算ノード(以下、単に「ノード」と呼ぶ)で構成される高並列型計算機であること。これらの計算ノードは高性能相互結合網で接続されること。b 各ノードは汎用CPU部と演算加速装置部からなる。c 各ノードの汎用CPU部は複数のCPUコアからなり、全てのCPUコアはハードウェア共有メモリ機構により相互に接続されること。d 汎用CPU部の全CPUコアは均一アーキテクチャであり、64ビット拡張されたIA32アーキテクチャに基づくものであること。e 演算加速装置部は複数の演算装置からなり、内部にそれらの演算装置間で共有可能な独自の共有メモリを持ち、汎用CPU部と適宜データ交換を行うことにより超高速演算が可能であること。f 各ノードが備えるノード間接続のための高性能総合結合網としてネットワークリンクの理論ピーク性能は、単方向スループットとして8GByte/秒以上であること。同性能が単一の物理リンクで達成不可能な場合は、複数のリンクによる理論ピーク値の合計によりこれを満たしてもよい。g ノード間接続のためのネットワークは全ノード間通信においてフルバイセクションバンド幅を提供すること。h 各ノードは2TByte以上のユーザ利用領域を有するハードディスクドライブ群を備えること。当該ハードディスクドライブ群はRAID-5による耐故障・冗長運用が可能であること。i 各ノードはハードウェア管理機構を有し、動作状態を監視するソフトウェアを有すること。j 各ノード上の汎用CPU部の複数のCPUコア間では、共有メモリ結合による並列処理のための自動並列化機能及びOpenMP APIを有するFortran、C、C++の処理系を備えること。k 各ノード上の演算加速装置部において、その内部の並列演算装置を統一的に利用する効率的なプログラミング環境が提供されること。l 各ノード上の演算加速装置部は、504Gbps以上の理論ピーク転送速度を持つバスで汎用CPU部と結合されること。同性能が単一の物理バスで達成不可能な場合は、複数のバスによる理論ピーク値の合計によりこれを満たしてもよい。m 全てのノードに跨がる分散メモリ並列処理のため、MPI 2.0規格に準拠したMPI処理系をサポートすること。n オペレーティングシステムはUNIX系であること(Linuxであることが望ましい)。o 大規模並列計算サーバ全体の理論ピーク演算性能の総和は、汎用CPU部に関して26TFLOPS以上(倍精度浮動小数点演算)、加速演算装置部に関して307TFLOPS以上(倍精度浮動小数点演算)であること。p 大規模並列計算サーバ全体の総主記憶容量は、汎用CPU部に関して8TByte以 上、加速演算装置部に関して1.5TByte以上であること。q 40Gbps以上の理論ピーク転送速度を持つバスを外部接続ケーブルに変換するコネクタを取り付けること。あるいは、各ノードが単独で以下の項目Bbを満たすこと。B TCA向け拡張部は以下に示す基本的な要件を満たすこと。ただし、上の項目Aqにおいて、各ノードが単独で以下のbを満たしていれば、この要件は不要である。a TCA向け拡張部は、複数のPCIExpress拡張ボックス(以下、単に「拡張ボックス」と呼ぶ)から構成され、各拡張ボックスには2ノード分以上のTCAボードを収容すること。b PCI Express Gen2 以上かつ×8以上のスロットに、PCI Express規格フルレングスかつダブルハイトのTCAボードを収容 し、2×3PCIExpress補助電源コネクタでTCAボードに給電し、TCAボードを装着した状態で筐体の外側からTCAボードのバックパネルにアクセスできること。c 各TCAボードと各ノードとの間は、40Gbps以上の理論ピーク転送速度を持つケーブルで1対1接続すること。C 外部接続ネットワークは以下に示す基本的な要件を満たすこと。a 全てのノードは外部接続ネットワークに対し、Gigabit Ethernet以上の性能を持つEthernetによって接続されること。b 全てのノードに接続されるEthernetを階層的に束ねるエッジスイッチ群を備えること。c 本システムは本学に設置されているフロンティア計算機システムの大規模並列計算サーバ及び大容量磁気ディスク装置に対し、単方向スループット32GByte/秒以上の理論ピーク性能を持つ高性能相互結合網で接続されること。D 大規模並列計算サーバの実効演算性能については、別途ベンチマークにより評価する。E 大規模並列計算サーバは総容量150kVAの電源容量内で動作すること。F 密結合並列演算加速機構実験システムを構成するハードウェアは信頼性が高いこと。G 大学等において開発・整備を行ってきた各種の高度に並列化したソフトウェア資産を活用できること。H 多様なアプリケーションソフトウェア、計算ライブラリを備えること。I 課金および統計機能を有する利用者管理システムを備えること。
資料及びコメントの提供方法
資料等の提供期限 平成24年10月16日17時00分(郵送の場合は必着のこと。)
提供先 〒305-8577 つくば市天王台1丁目1番地の1 国立大学法人筑波大学計算科学研究センター主任専門職員 倉持 聡電話029-853-6486
説明書の交付
交付期間 平成24年9月3日から平成24年10月16日まで。
交付場所 上記2(2)に同じ。
説明会の開催
開催日時 平成24年9月13日14時00分
開催場所 国立大学法人筑波大学計算科学研究センター1階ワークショップ室

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密結合並列演算加速機構実験システム
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