スーパーコンピュータシステム 一式

入札情報

  • 品目分類:14
  • 種別:意見招請
  • 調達方法 借入
  • 導入目的 遺伝学研究所のスーパーコンピュータシステムは、(1)国際DNAデータベース事業のアジア拠点機能の提供、(2)バイオインフォーマティックスセンターとして実験研究者への解析環境の提供、(3)理論研究者への計算資源の提供を3つの柱とするサービスの提供を行ってきた。そのための設備として、(1)DDBJデータベース構築のための計算機資源、(2)各種検索解析サービスおよび独自サービス構築提供のための計算機資源、(3)所外研究者に計算機能力を提供するための計算機資源の3つをほぼ均等に配備してきた。本システムは、過去5年間にわが国および世界の生命科学研究が大きな転換期を迎えているのを受け、現行のDDBJ構築事業を継続しつつ、生物科学研究の新しい動向に対応したデータ構築業務及びサービスの提供を行うために導入するものである。
  • 導入予定時期 平成23年度2月以降
  • 調達に必要とされる基本的な要求要件A 本システムは、スーパーコンピュータ、大容量外部記憶装置、Web公開系・DB構築系サーバー群およびネットワーク装置から構成されること。B スーパーコンピュータは複数の計算ノードを回路網で接続した分散記憶型並列計算機であること。計算ノードは、異なるCPU数、メモリサイズ、ローカルディスクサイズを有する3つのクラス(thin 、medium、ft)の計算ノード群によって構成されること。ノード単体あたりの理論ピーク性能が144GFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であり、クラスタはGPGPUを除いた理論ピーク性能の総和が172TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。C 全てのノードにおいては同バージョンのLinuxが動作すること。ノード内のすべてのCPUはx86-32およびx86-64ビットの命令体系を有すること。ノード間を結ぶ回路網のデータのインジェクションバンド幅は 40Gbps以上とすること。また、全体のネットワークのバイセクションバンド幅は(インジェクションバンド幅×ノード数)/2以上であること。D Ft計算ノードは合計 32コア以上のx86-64ビットCPUコアを持つこと。計算ノード単体あたり1TB以上の主記憶を持つこと。ノードごとに8TB以上の磁気ディスクドライブを備えること。クラスタ全体としてFt計算ノードを2個以上備えること。E Medium計算ノードは合計12コア以上のx86-64ビットCPUコアを持つこと。計算ノード単体あたり96GB以上の主記憶を持つこと。ノードごとに400GB以上のSSDを備えること。SSDの合算リード性能は400MB/s以上、ライト性能は140MB/s以上であること。計算ノード全体の30%以上をMedium計算ノードとすること。F Thin計算ノードは合計 12コア以上のx86-64ビットCPUコアを持つこと。ノードあたり48GB以上のCPUメモリを持つこと。ノードごとに400GB以上のSSDを備えること。SSDの合算リード性能は400MB/s以上、ライト性能は140MB/s以上であること。Thin計算ノードの約15%に1TB以上のSSDを搭載すること。G Thin計算ノードの約15%にGPGPUを1本以上搭載すること。GPGPUの性能は、チップ当たりの単精度のピーク性能が1TFLOPS以上、倍精度のピーク性能が500GFLOPS以上とすること。これはPCI Express Gen−2×16のフルバンド幅でCPUや他I/Oに接続されること。将来の拡張に備えて、全てのThin計算ノードおよびMedium計算ノードはGPGPUの装着スロットを2つ以上有することが望ましい。H 大容量外部記憶装置は、RAID6などの三重冗長性を確保して有効記憶容量を10PB以上有すること。また、運用時において、全てのノードを結線するスイッチ群から全てのディスクコントローラへの物理的なデータアクセスに対し冗長性を有すること(ディスクコントローラから物理ディスクまでのデータパスは除く)。大容量外部記憶装置の一部は、高速かつ高信頼な並列型共有ファイルシステムにより、全てのサーバから高速にアクセス可能なこと。このファイルシステムを含む、全てのファイルシステムは動的にフェイルオーバーする冗長性を有すること。I 計算ノードと共有ファイルシステム間の物理入出力性能は、全ノード合計で120GB/s以上であること。これはファイルシステムへアクセスするのに必要なすべての構成部品(二次記憶コントローラ、ネットワーク等)を考慮した性能である。考慮しない場合の物理入力性能は全ノード合計で240GB/s以上であること。J 一部階層ストレージ管理機能を利用し、記憶容量の50%以下をMAIDやテープ等で補う構成での提案を許容し、資料を招請する。この際にMAIDやテープ等から共有ファイルシステムへの転送速度が5GB/s以上であること。K DDBJデータベース構築に必要な分散RDBシステムをThin計算ノード上で稼働させるため、20TB以上のRAID6構成のディスクを4式以上持つこと。L Thin計算ノードのうちの一部を用いて、DDBJホームページ、キーワード検索、WebAPIを提供することができるように、(1)適切なセキュリティ管理が行えること(2)20TB以上のRAID6構成のディスクを2式以上持つこと。M ネットワーク装置は、外部に対してはSINET4に対して40Gbps以上で接続可能とすること。N Asperなどの高速なデータ転送機構を有すること。O PUE(Power Usge Effectiveness)を年平均1.4以下にするような省電力機構を提案すること。P 停電発生時に上記スーパーコンピュータ及び大容量ストレージシステムを安全にシャットダウンできるだけの容量のUPS装置を備えること。
資料及びコメントの提出方法
資料等の提供期限 平成22年11月5日17時15分(郵送の場合は必着のこと。)
提供先 〒411-8540 三島市谷田1111 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所管理部研究推進課調達チーム 植松 昌志 電話055-981-6730
説明書の交付
交付期間 平成22年9月13日から平成22年11月5日まで。
交付場所 上記2(2)に同じ。
説明会の開催
開催日時 平成22年9月29日15時00分
開催場所 国立遺伝学研究所本館2階会議室

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スーパーコンピュータシステム
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