病院情報管理システム 一式
入札情報
- 品目分類：14
- 種別：意見招請
- 調達方法 借入
- 導入予定時期 平成26年度12月以降
- 要求システムは、診療系・看護系・医事系の3要素を対等な関係において統合し、本学の診療業務を総合的に支援しつつ、病院業務を円滑に運営・管理できるとともに、全体のセキュリティ管理機能を備えること。
- 要求システムは、病院運営管理機能として、システム保守管理、ユーザ管理、アクセス権管理および履歴管理、看護人事管理、物流管理、病床管理のほか医療従事者を対象とした広報などのメッセージング機能、リスクマネージメントのサポート機能等を有すること。
- 要求システムは、全体として診療情報の開示やリスク要因の解析、外部評価などに耐えられる粒度および可用性を備えたデータの蓄積・抽出・再利用を前提とした構成をとり、電子化診療録としての機能と要件を有すること。加えて、要求システム内の各機能および本調達に含まれるサブシステム並びに本学既存の各システムとの間は相互に連携してデータの有効利用を図り、冗長な入力を避けること。また、教育機関であることから学生・研修医の指導に必要なオーダ・記録指導機能を有すること。
- 診療に関わるオーダリング機能の対象として、患者基本情報、予約（外来、入院、他科・他部署受診、各種指導等）、検査（検体・生理・放射線・内視鏡・輸血・病理等）、処方（院内・院外等）、注射（外来・入院等、院内調剤等）、処置（外来・病棟処置、放射線治療、内視鏡・透析・理学療法・歯科処置等）、輸血、手術、看護ケア、患者移動（入退院を含む転棟・転科・主治医の変更・転床・外泊等）、食事、ＩＣＤコードに基づく病名、厚生労働省診断群分類、治験、医療文書等を含むこと。これらのオーダは患者リストバンド等を用いた患者確認と安全・精度管理に必要となるタイムスタンプ・実施者・実施場所等の属性を保持した実施入力に基づく運用を前提とし、時系列に沿った一覧機能を有するとともに、オーダ内容の変更履歴を備えていること。
- 電子化診療録機能（厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」で求められている要件）を遵守したもの、及び診療に関わるオーダリング機能を用いた、クリニカルパスとしての運用が可能であること。加えて、インシデントレポートの記録・蓄積・解析機能を備えること。
- 医事会計サブシステムは、電子レセプトの生成及び会計業務と経営分析に必要となるオーダ情報・実施情報の全ての項目を取り込んで蓄積し、入力の自動化に対応すること。
- 要求システムの各端末は、マルチウインドウやＧＵＩを採用し、操作性の統一を図り、快適な作業環境を提供すること。また、一部の端末は、セキュリティ機能を有した無線を利用した可搬型とし、全ての端末の一元管理を実現するために統合的な機能を提供すること。
- 情報伝達の接続手順はＴＣＰ/ＩＰ、画像はＤＩＣＯＭ・ＪＰＥＧ及びＭＰＥＧ、電文情報はＨＬ7とＸＭＬなどの最新の標準的な仕様を前提とした、マルチベンダーマルチプラットホームに対応可能なオープンシステムであること。また、地域連携にも対応可能なシステムであること。
- 要求システムは、現有システムに接続し運用している各部門のサブシステム及び医療機器等と既設の光ケーブルおよびＵＴＰケーブルを介しＴＣＰ/ＩＰにて接続して利用できること。
- 要求システムは、いわゆるノンストップシステムとして構成し、かつ迅速なレスポンスを確保できる性能を有すること。
- 災害・障害時を想定した安全かつ安心なデータのバックアップ体制を提案すること、加えて、システム障害時や災害によるシステム損壊時であっても、患者の診療情報を参照できること。
- 要求システム全体の保守管理体制及び操作教育体制を有し、これを行うこと。
- 蓄積された情報から臨床研究・教育、経営分析等の二次利用をはかるために、連結可能および連結不可能匿名化したうえで全ての蓄積情報を二次利用データベースに蓄積できる機能を有すること。
- 本学の指示により、要求システム上で運用上必要となる技術情報等を提供すること。また、本学に現有する病院情報システムに蓄積された診療情報等の必要となるデータ群及びマスター等を、本学より提供された情報をもとに要求システム上に移行し、利用可能とすること。
- 要求システムにおけるデータは、真正性および見読性が保証されるデータ構成とし、汎用フォーマットでシステム外部に保存できること。また、今後、要求システムからのデータ移行が必要となる場合には、本学に対し、そのために必要となる情報を提供すること。また、本学及び本学が認めた第三者がこれらを移行作業に利用することを認めること。
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